先週は「伝えたいことはちゃんと伝わっていますか?」というテーマでした。
同じことばを使っても、微妙に捉え方が人によって違う。
それは、その人の経験だったり、感覚だったりが関係してくるから。
今日は伝え方について、お話をしていこうと思います。
無意識かも知れないけど、メッセージを発するときは必ず【主語】があります。
例えば、彼が携帯に夢中で話を聞いてくれなかったとき。
・「なんで話を聞いてくれないのよぉ!!!」→「あなたは、なんで私の話を聞いてくれないの?」
・「話を聞いてくれなくて淋しい」→「あなたが話を聞いてくれなくて、私は淋しい」
この違い、わかりますか?
『あなた』を主語にすると、相手を責める言葉が続きがちなんです。
すると、言われた相手にも言い分がありますから、喧嘩に発展することが多いんです。
メッセージを伝える際には、『私』を主語にすると相手に伝わりやすいです!
・『あなた』目線
「脱いだ靴下は、洗濯かごに入れてっていつも言ってるでしょ!」
・『私』目線
「脱いだ靴下は、洗濯かごに中に入れておいてくれると嬉しいんだけどな」
これを”I”メッセージといいます。
ボールを投げつけるんだじゃなくて、優しく手渡しする感じ。
投げつけられたら投げ返したくなるけど、優しく手渡されたら、一旦受け取りたくなりませんか?
コミュニケーションて、キャッチボールです。
自分が発したエネルギーがそのまま返ってくることも結構あります。
人は鏡。
まずは自分からコミュニケーションを見直してみると、周りも変化してきます。
